初めて東京ドームでKAT-TUNを見てきました
KAT-TUN10Ks!東京ドームで30日1日公演に参加してきました。
自分がKAT-TUNのコンサートの為にわざわざ北の大地から東京ドームまで行くなんて想像出来なかったのにライブを見た後の自分は復活の時も必ずここに来ようと思ってた。
考えると私がKAT-TUNを好きになってから6年半も経っていて、10周年の半分以上も彼らを見てきた筈なのにその6年半はあっという間だった気がした。
それもその筈で、私はつい最近まで本気で彼らを追いかけていなかったと思う。
もともとアニメや漫画が好きでV系にハマった後に好きになったKAT-TUNは妹の方がファンだったので私は片手間に彼らを見ていた。
自分たちで作った曲を自分たちで演奏して伝えるというスタイルの「バンド」が好きだった私はアイドルを何処か軽く感じてしまっていたからだ。
そんな私のKAT-TUNへの認識が最初に変わったのは2014年のcome Hereのライブ
生で見るKAT-TUNはDVDの世界とは全く違う存在だった。レーザーの使い方や広い会場を飽きさせないメンバー。HIDEandSEEKの演出で私の心は奪われた。
KAT-TUNのライブの楽しさを知らずに死ぬのはもったいないと思う。
それでもその後も私は自分の推してるバンドにご執心だったり仕事が忙しかったりでやっぱりKAT-TUNとは距離があった。
そして田口の脱退発表。私は今まで「ジャニーズは人気だし、いつでも活動があるから何処かの誰かが応援していれば私はそんな真剣に応援しなくても大丈夫だろ。」そんな気持ちがあったのかもしれない。だけどその時「あ、ジャニーズもバンドと一緒でちゃんと自分が応援しないとなくなるかもしれないんだ」そう思い知らされた。
もともと好きな物にはお金をつぎ込みたいタイプの人間で、その為に働いているし、バンドがなくならないように、マンガがなくならないように。そんな思いでグッズを買ったりしている自分は今までちゃんとKAT-TUNに向き合っていなかった事を心の底から後悔した。
せめてもう一度4人のステージが見たいなんて戯言は叶うはずもなく、3人でのドームツアーが発表されてしまった。もちろん私は行く事を即決した。
悲劇の夜から約半年。3人だけのステージは今まで見たどんな景色よりも素晴らしかった。
30日は1塁側のほぼセンターのスタンド最終列で近からず遠からず。
ステージ全体を見るにはいい席で噴水やレーザーが楽しかった。
WHITEでメンバーが煽りを入れる時、中丸が言い終わった後に脳内で「俺が入口、出口、田口で~~す」が聞こえてしまって、なのに現実は曲が始まっていて、それが悲しくて泣いた。どうして居ないの田口くん。
春夏秋冬は目の前のステージがステンドグラス柄に照らされていたのが印象的で「春」「夏」「秋」「冬」の色に染まる東京ドームが幻想的だった。だけど中丸が季節を2つ歌っていて、悲しくなって泣いた。どうして居ないの田口くん。
DON'T U NEVER STOPは上田くんがセンターでめちゃくちゃ興奮した。かっこ良すぎるって。ズルい
からのMOON。KAT-TUNの曲ってすごくいいんだなって感じて私がアイドルの曲への認識が初めて変わったのが実はこの曲。強くて怖いイメージしかなかったKAT-TUNが儚い恋模様の曲を和風ロックで歌うのが意外だった。たぶん一番好きな曲。全てがいい。
まず液晶。月と桜が綺麗すぎる上に3人に蝶の翅が生えるのは控えめに言っても最高。もう目が何個あっても足りない。私の性癖にダイレクトにくる。
更に噂の女性に見立てたマイクスタンドと亀梨の公開セックス。意味がわからない。上田竜也は横でブンブン振り回してるし中丸雄一は放置プレイしてるし謎空間過ぎる。KAT-TUNファンじゃなかったら着いていけない空間。最終日は上田くんがマイクスタンドにそっと手を添えるシーンが液晶に映って内臓が出るかと思った。
吸血鬼ネタ終わりに亀梨が10Ks!ってやるとき手が逆だったの可愛かったなぁ。
KAT-TUNは喋ると可愛いの暴力。
この日は上田くんがしょっちゅう田口くん見えてて切なくなった。
4Uでの成長過程はうるっとした。自分がまだKAT-TUN出会ってない頃の彼ら、3人分しか並ばなかった写真。感慨深かった。
TRAGEDYからのUNLOCK。カッコいいの大安売り。照明!レーザー!特効!水!火!みたいな。UNLOCKで真っ暗になった時ペンラの赤い海が綺麗だったなぁ~
君のユメ ぼくのユメは水がとにかく幻想空間を作っていて。水を背景に液晶に映る亀梨和也はこの世のものではなかった。
この曲は泣くかな~って思ってたけどたぶんMステ見て泣きすぎたせいで泣かなかった。
最終日は3塁側スタンドだったけど前日より近くて、最初の上田くんの「最後の出航だーー!!」で泣いてた。
亀梨が10Ks!ちゃんと右左間違わないで出来てて心の中でべた褒めした。その後に三輪車に乗った上田くんが「迎えにきたぜ!」をこっち向いてやるもんだから天を仰いだ。上田くんカッコ良すぎて絶叫に近い悲鳴を終始あげてたと思う。私ってこんな声出るんだ…!?って新たな自分を発見してしまった。
この日もUNLOCKまであっという間で君のユメ ぼくのユメを歌い終わって、最後の挨拶に入って、上田がいつも以上に喋ってくれて、その言葉のひとつひとつに彼の優しさを感じた。だってあの場で「ファンのみんなには笑ってて欲しい」って言える?その優しさが余計に涙腺を崩壊させた。
中丸は聞いてて泣くの我慢してそうなのを感じちゃってハラハラしたんだけど上田くんの挨拶からずっと泣いてたからあまり聞いてなかった(ごめんね)
亀梨は最後までKAT-TUNの亀梨和也を貫いていて強かった。彼は本当に強い人で、でもその強さは今までの悲劇の上に成り立ってるものだよなって思ったらすごく謝りたくなった。今までの悲劇で誰も悪い人なんて居ないのに君だけが強くいなくちゃいけない立場にしてごめんねって。そしてKAT-TUNを大事にしてくれて、守ってくれてありがとうって。3人になるってなった時私は正直解散もあると思ったし、そうしたいならそうしてくれって思った。充電期間に入るって発表の時も結局戻ってこないなんて事もあるんじゃないかと思った。だけどライブを見て、彼らは絶対に帰ってくる、帰ってくる未来しか見ていないんだと思えて嬉しかったし信じて待つと決めた。
アンコールで上田くんが「笑えーーー!!」って出てきた時、少女マンガの世界に居るのかと錯覚した。
例えるなら学祭終わりに泣いてるヒロインに向かって遠くの窓から叫ぶような。そんなワンシーンだった。(どんなシーンだ)
トリプルアンコがReal Faceで始まったのは鳥肌が立った。またこの曲が聴けるのか!って
亀梨の「あと20分頂戴」も上田の「あんま俺らを困らせんじゃねーよ!」もイケメンすぎてKAT-TUN総じて彼氏力高すぎる。本当にまるで少女マンガ、2次元で見た!みたいな流れが多すぎて3次元な事を忘れるしたぶんKAT-TUNは2次元から出てきたって信じてる。
ここに書ききれないくらい他にも書きたいことがいっぱいあって、それは追々暇な時に書けたらいいな。
コンサートを見て思ったことはKAT-TUNはきっと全員が正直に生きていて、真っ直ぐに、ただ前だけを見つめていて、だけど余りに前だけを見ているから交わらなくて船を降りていったんだと思う。
素直で正直なことはいい事なのに、大人になるとそれが仇になる事もあって、適度な嘘や誤魔化しが必要で。だけど全員が自分の気持ちに嘘をつかなかった結果が現在のKAT-TUNで。だから誰も悪くなんてないのに船はボロボロになってしまった。
3人の最後の挨拶も嘘や逃げるような発言は一つもなくて、それがまた泣けてくる。なんでこの人たちはこんな辛い目に合うんだろう。どうして報われないんだろう。
彼らの幸せの為に私が出来る事ならなんだってしてあげたい。
上田くんがファンに笑っていて欲しいように私だってKAT-TUNには笑っていて欲しい。KAT-TUNで良かったと思って欲しい。こんなに強くて儚い人たちが救われない世界なんておかしいとまで思ってしまう。10年間辛いことがあっても真っ直ぐにいてくれてありがとう。
私は3人になって初めて本気でKAT-TUNを応援しなきゃって気づいて、今更遅いとか言われても仕方ないなってくらい今までの6年を後悔してる。
だから充電期間中は6年分を取り戻すくらいにKAT-TUNを愛して次の出航を待っていようと思います。
さて、私は5時間後に出勤です。GW明けの出勤は辛い。